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人とのつながりを考える。身近なコミュニケーションの見直し。

コミュニケーションというのは一番近くにいる人や身近な人ほど難しいもので、意思疎通のズレに意外と気づけないことがあります。

仕事やプロジェクトで関わる人、何らかの活動において関わる人とは、アウトプットベースで意思疎通を図ることが多いと思います。

しかし身近な人との関係性になると、日常的なことや土台となる考え方など、より根本的なところから意思疎通を図っていくことになります。

アウトプットする段階での意思疎通は、目的にまっすぐ進んでいくことに向けて行われますが、根本的なところからの意思疎通は「この目的は正しいのか?」という問いから対話していくことでもあります。

仕事など外での人間関係も簡単なものではありませんが、身近な人とのコミュニケーションには深い対話が必要です。

 

一番近い人とじっくり対話できているか

コミュニケーションはどんなときも自分と向き合うことになりますが、身近な人との対話は、より直接的な自己対話につながります。

「この目的は正しいのか?」という問いは、「何のために生きるのか」「どうありたいのか」という、人生のなかでも究極的な問いと直結しています。

だからこそ日々会話していたとしても、もっと踏み込んで深く対話する必要があるのだと思います。

相手の伝えようとしていることの真意を汲みとることが大事で、夫婦や家族をはじめとする身近な人との関係、自分にとって最も近い人との関係の中にこそ、隠れていた自分の本当の想いが浮かび上がります。

 

「思い込み」や「期待」というフィルター

どれだけ身近な人との会話でも、伝えたことの半分以上が思い違いをしたまま受け取っていると言わていれます。

ミスコミュニケーションの原因は、お互いの思い込み、信念、考え方の土台の違い、共感するポイントの違い、大事にしているもの、不安要素、余計な気遣い、コンプレックス、未来へのヴィジョン、反応のクセ、期待、人生観などさまざな要素が絡み合っています。

これまでの人生で身についた「前提」というフィルターやリアクションのパターンによって、相手が言っていることを「自分なりの解釈」で受け取っているということです。

その一つひとつのフィルターを外していくと、意見が反発しあっていると思っていたのに実は同じことを目指していたり、意見が合致していると思っていたのに全く別の方向を見ていたことに気づいたりします。

身近な人だからこそ起こりがちな「わかっているつもり」や「思い込み」、相手への「期待」や「遠慮」を取り除いてこそ意思疎通をうまく図ることができます。

アウトプットベースのコミュニケーション

一番近くにいる人との意思疎通の小さなズレを見つけいくと、おのずと人生の方向が見えてくることがあります。

さらに仕事や活動現場で関わる人との関係性も築きやすくなります。

身近な人との対話を通じてコミュニケーションの基盤となる自己理解が深まるため、自分の軸がブレることなく自己開示ができるようになります。

明確に自己開示ができるようになると、相手からの要らぬ期待を受けることもありませんし、期待にあわせて目的やスタイルがブレることもありません。

相手に対してフラットに接することができると、お互いにとってどのような関わり方がベストなのかを明確にすることができます。

仕事や外的活動におけるアウトプットベースのコミュニケーションが難しいと感じる人は、身近な人とのコミュニケーションから見直すことが根本的な改善につながるのではないかと思います。

関連記事:本質的なコミュニケーション。無自覚の「取引」から、意識的な「対話」へ。

関係性をつなぎ直す

コミュニケーションのズレに気づいたら、お互いが求めていることや大切にしていることを改めて理解し、その上で再接続することが大切です。

あやまって接続していた配線を、適切な接続先につなぎ直す。

そうすると、流れてこなかった信号が届きはじめたり、動かなかったものが作動したりします。あるいは接続し直そうにもどうやっても繋がらず、よくみると最初から接続できないもの同士だったことに気づくかもしれません。

変換アダプターがあればうまく接続するかもしれませんし、どんな方法でも繋がらないものかもしれません。

前提という「フィルター」を外し、コミュニケーションのズレに気づき、再度つなぎ直す。

思い込みや考えグセのパターンを外し、新たな目で世界を見渡し、新しい解釈や問いを持つことで、自分と社会をつなぎ直す。

身近な人との意思疎通は、自分と社会との関係性をつなぎ直すことに似ていると感じます。

コミュニケーションの見直しから、さまざまなヒントを得る。そんな丁寧な対話を大切にしたいと思います。

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