大人になってから新しくスキルを身につけるための勉強法

好奇心とチャレンジ精神をもつことは、いくつになっても大事なことだと思います。年齢を重ねるごとに経験値が増え、深く考えるチカラがつくのは素晴らしいことだけれども、結果を想定しすぎるあまり、挑戦や行動から遠のいてしまうのはとてももったいないことです。

大人になってから新しくスキルを身につけるために有効な勉強法についてポイントをまとめました。

結果を急がず継続を目的にする

チャレンジできない、始めてみたもののむずかしくてあきらめてしまうという原因のひとつに「結果を意識しすぎる」という点があります。

時間をかけて学んだからといって「何になるのか」という考えがよぎり、「やりたい気持ち」よりも「生産性」を考慮しはじめます。

トライしてもモチベーションを維持できず、スキルが身につくまえにあきらめてしまいます。

生産性よりも「やりたい気持ち」を持続させる工夫をすることが重要です。

結果を急がず、継続してステップアップしていくこと自体を目的に、ライフワークのような意識で取り組むことが大切になります。

つづけるための工夫や環境を整える

新しく学び始める分野においてある程度のスキルを身につけるには、継続できる環境を整えることが重要です。時間、環境、体調、モチベーションのそれぞれを管理していきます。

〈ポイント〉

時間/

・捗る時間帯や確保しやすい時間帯を把握する

・確保できる時間の長短によって何に集中して取り組むのかを考えておく

・次に習得したいことをリスト化しておく

環境/

・時間ができたらすぐに取り組むことができるように予め準備をしておく

・書籍やデータ収集など空き時間を使って準備する

体調/

・日常の体調管理(食事、運動、睡眠の質)

・ストレスを緩和する方法や特定の疲れを取り除く工夫をする

モチベーションの管理については次からの項目で詳しく解説します。

自分にあった学習スタイルを探る

自分の性格、考え方、心理状態、どんな状況にストレスを感じるかなどを客観的に把握することが重要です。

自分にあった学習スタイルでなければストレス過多で継続できなかったり、集中力を発揮できず成果につながりにくくなります。

むずかしいと感じることに直面したときの自分のリアクションについても理解しておきましょう。

継続を断念してしまうパターンや、楽なほうに逃げてしまうパターンを把握します。それらを把握したうえで強制するのではなく、楽しみながら継続できるような工夫をおこないます。

休憩のペース、気分転換の方法、別の角度からの取り組みなど、自分に適した持続方法を模索します。

できるだけ低いハードルから始める

小さな達成感や、少しずつ身についている感覚が得られると、継続していくためのモチベーションを維持しやすくなります。

漠然とむずかしく感じていたものが「自分にもわかる」「自分にもできる」という感覚に変わっていくと、学習を進める気力が高まります。

そのため学ぶ環境や書籍などの教材は「すこしがんばれば理解できる」というレベルから始めることをおすすめします。

とくに初めて学ぶ分野において本格的でハイレベルな教材を選んでしまうと、むずかしさのあまり学ぶことを断念しやすくなってしまいます。

書籍などは内容が多少かぶっても良いので、超初心者向け→基本〜中級→上級や使いこなし、といったように進めていくと、挫折せず反復しながらしっかりと身につけていくことができます。

はじめは人から学ばず、独学がおすすめ

新しい分野に取り組むときに、自分でやるよりも専門家やスクールなどで学ぶほうが確実だと考える人も多いかもしれません。

一概には言えませんが、人から学ぶという環境では知識を得ることはできても、身につけて活かすところまで到達しにくい傾向があります。

もちろん学習方法は自分にあったものがベストですが、大切にしたいのは「能動的」に学ぶことです。

自分で調べて、取り組んでみて、考え尽くして、何がわかっていて何がわかっていないのかを明確にしてから、どうしても解決できない部分だけ専門家にアドバイスを求める。

基礎的な理解を深めたうえで、自分がやりたいことを実現するために必要な知識やスキルを学ぶ。

自分で考えるチカラを養う意味でも、独学と専門家から学ぶパートの線引きは大事だと思います。

正当な自己評価の基準をもつ

最後に自己評価についてですが、きびしすぎる自己評価、他者との比較、視野の狭い評価基準によって継続が困難になることがあります。

コンプレックスやストイックさによって自分を過小評価する、あるいは視野偏狭によるスキルの低さや知識の浅さに気づかずに満足してしまい、学びが継続できなくなったりします。

自分に対して正当な評価をもつには、まずは人と比較しないこと。そして「理想の自分」とも比較しないことです。

スタート地点からどれだけ進んだか、何ができるようになったか、そこまでにどれぐらい時間をかけたか、継続するための努力はできたのか…

そういったことを客観的にとらえることが大切になります。

アウトプットを急ぐあまりスキルやクオリティに目を向けられず努力を持続できないこともあります。誰でも気軽にアウトプットできるSNS時代の問題で、追求したり深めたりすることよりもハイペースでアップすることに気を取られてしまう人が少なくありません。

客観的に成長プロセスを把握することで、確実にスキルや能力を伸ばしていくことができます。

 

新しくスキルを身につけるための勉強法についてポイントを解説しました。

楽しめるやり方を見つけることがなによりも一番ですが、それは一時的な楽しみという意味ではなく、継続して成長していくことの楽しさこそ大切にすべきだと感じます。

いくつになっても新しいことにチャレンジし、自分で可能性を切りひらいていくことができれば、人生をもっと面白くすることができると思います。

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