自意識と原体験。プロセスと結果の本質的な捉え方を考える。

プロセスを目的にする。この最も基本的で大事なことを忘れているとき、人生の進む方向性が少しずつズレていきます。
心にしたがって生きていくにはプロセスを重視する、生計を立てていくには確実に結果を残す。この二つが分離してしまうと、”ズレ”と”立ち返り”を繰り返してしまいます。
きっと多くの人が人生で何度も軌道修正しながら、プロセスを大事にすることと結果を出すことの狭間で葛藤しているのではないかと思います。

「人生そのもの」がプロセス

プロセスを目的にすることは本質的で、すべての考えの土台でもあります。

先日、主人に「そもそも人生そのものがプロセスなのだから重視するのは当たり前だよね。」と言われ、やけに納得しました。

このシンプルな言葉にすべてが集約されているように思います。

毎日の一瞬一瞬を大事にすること。感じること。考えること。葛藤しつつも成長すること。それ自体が目的で、そのプロセスをていねいに生きることが大事なのだと思います。

その感覚から離れてしまうと、自分の軸が揺らぎ、気がつけば生きる気力が消え去ってしまいます。

行動するモチベーションが持続できなくなる原因のほとんどは、プロセスよりも結果を出すことが目的になっているからだと思います。

 

プロセスと結果の関係性

プロセスと結果は決して分けるものではなく、コインの裏と表のように表裏一体です。

結果が出るまで進み続けるねばり強いプロセスには、たくさんの経験や知識、人との出会い、工夫が詰まっています。

結果を出すということは、プロセスで培った思考や感性、経験値や知識、成長過程で得たものを人々と分かちあい、社会に還元することにもつながります。

結果を出すことそのものを目的にした場合と、プロセスを大事にたうえで出した結果は似て非なるもので、同じ結果に見えて密度が全く異なります。

 

自意識と原体験

自意識がリードし始めると結果優先的な発想になり、原体験や本音がリードしているとプロセスを重視する発想になっていきます。

「とにかく成功したい」「早く結果を出したい」というあせりは、自意識が欠乏感を埋めようとしているときに起こります。

孤独感を埋めたい、理解者を増やしたい、早く自信をつけたい、不安を解消したい…出どころは「欠けているもの」を埋めようとする欲求です。

一方、原体験や本音がリードしていると、「何よりも大事にしたいこと」に対する思いがあふれて突き動かされるようになります。

大切にしたいものを守るため、大事なことを決して忘れないために、強い使命感や情熱が漲ります。

出どころは「満ちているもの」を外に出そうとする欲求です。

 

原体験や本音が主軸にあると、考えと行動に一貫性があり全プロセスを大事にするため、結果が出るところまで継続する熱量があります。

そして、そのプロセスにある「ストーリー」に人は感動し、惹きつけられます。

表面的に同じような結果を出しているように見えても、人生の舵を取っているのが欠乏感とあふれる情熱のいずれかによって、生み出した結果のもつ意味や価値は大きく変わります。

日々の小さな積み重ね。誰からも見えていないところで続ける努力。毎日の葛藤とそのなかで見つけ出す自分にとっての答え。

そんなプロセスにこそ、生きているという実感と意味を感じます。

だからこそいつも自分の原点に立ち返り、欠乏感や周囲の情報に振り回されないように、自分と対話していくことが大事だと思います。

 

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